当店の商品ページがコピーされてネット通販詐欺サイトで使われているのをGoogle検索で見つけてから、定期的にパトロールしています。
先日のパトロールでは当店のメルカリShops(現在は出店停止中)をそのまんまコピーした詐欺サイトを発見しました。
その時は、「当店のメルカリShopsをそのまんまコピーするなんてセンスのないサイト」程度にしか思っていませんでした。
しかし、それから数日後にメルカリから「販売事業者情報が外部から閲覧可能だった」との連絡がありました。コピーされていることと、情報が洩れていたことが私の頭の中で繋がり、まずいことのように感じました。
メルカリそのまんまコピーした詐欺サイトを発見
provaccines.com
毎回コピーされるのはQoo10のページでしたが、今回初めてメルカリShopsのページがコピーされました。
口コミには楽天スーパーセールと思われる内容があります。
このサイトを見つけた時は「メルカリShopsをそのまんまコピーするあたり、センスがない。」程度に思っていました。
メルカリからの連絡
このページを見つけてから数日後に株式会社メルカリ、株式会社メルペイから、
【重要】「メルカリShops」での開設審査過程のシステム不備に関するお詫び
という連絡が来ました。
【重要】「メルカリShops」での開設審査過程のシステム不備に関するお詫び
このたび、「メルカリShops」における事業者のShops開設及びメルペイ加盟店審査過程において下記の不備が発生していました。
《不備の内容》
開設審査時にご提出いただいた販売事業者情報が、外部から閲覧可能な状態でした。
なお、本件の販売事業者情報が含まれるWebのURLは、第三者が推測することが困難な不規則な文字列で構成されています。
また、過去取得している範囲のアクセスログからは外部から閲覧された履歴はなく、現時点で不正使用等の被害が報告された事実はございません。
《閲覧の可能性があった情報・期間》
1. 本人確認書類の画像 : 審査開始から完了までの期間(通常2営業日前後)
2. 許認可証の画像 : 2021年7月16日〜2023年8月14日
※開設審査時にご提出いただく販売事業者情報は、事業種別によって異なります。上記の1, 2の両方もしくはいずれか一方をご提出頂いております。
※2023年9月4日に不備の修正を完了しており、現在は外部から情報を閲覧することはできません。
販売事業者情報なので商品ページの情報ではありませんが、それよりも重要な個人情報も含まれています。
閲覧の可能性があった販売事業者情報は、本人確認書類の画像と許認可証の画像と限定されていますが、はたして本当にこれだけなのか?氷山の一角なのか?
そして、なぜ、閲覧可能な状態になっていたのか、原因の説明がありません。
とても気持ち悪くなりました。
連絡後に推測したこと
メルカリからの連絡は、当店のメルカリShopsをそのまんまコピーした詐欺サイトを見つけた後だったので、
- 当店のメルカリShopsがコピーされていること
- 販売事業者情報が外部から閲覧可能な状態だったこと
- 出店停止中(垢バン)であること
これらが合わさって気分が悪くなり、ひとつの推測にたどり着きました。
店舗情報が詐欺サイトの輩に閲覧されてコピーされているのでは?
もっというと、
詐欺サイトの輩は、店舗情報を閲覧し、出店停止の店舗に絞ってコピーしているのでは?
さらに、もっと言うと、
今はなくても今後、私の個人情報が詐欺サイトの会社概要に使われるのでは?
ということです。
出店停止中(ほぼ永久に停止)なので、私はそのショップページを観たり、管理することはありません。なので、詐欺サイトの輩からすると見つかりにくいので好都合だと思われます。
※2023年6月でメルカリShopsへの出店停止措置(垢バン)をされており、現在、メルカリ上には店舗は表示されず、お買い物もできませんが、先方にはデータだけ残っています。
ことの詳細はこちらの記事をどうぞ。
メルカリShopsを退会したい
すでにメルカリは出店停止(垢バン)されていますが、商品ページや事業者情報は残っていますので、悪用されたらたまったものではありません。
残っているデータを消去したくて仕方ありません。
メルカリShopsを退会すればデータも消えると考えがちですが、なんと、メルカリShopsの退会機能は現状ありません。出店するなら一生の覚悟が必要です。
メルカリに残っているデータが悪い輩に悪用されないように祈るしかありません。
ついでに言うと、出店停止措置をしているくせに、規約の変更、キャンペーンの案内などの事務連絡メールだけは未だに来ます。これも止めたいです。
メルカリShopsが開けない
情報漏洩や詐欺サイトのコピーなど、信用ならない部分がありますが、こんな事象も起こります。
「メルカリShopsが開けない/繋がらない事象が発生しております」
よくこんな連絡が来ます。
ショップ側は在庫更新や商品登録などメンテナンスができない状態です。もちろん注文処理もできないでしょう。非常に障害の多いシステムです。
正直、あまり信用できません。
株式会社メルカリとは
メルカリはWEBのフリマサイトとして個人間取引(C to C)が中心でしたが、2021年から個人に限らず企業や個人事業主が出店できる(B to C)のメルカリshopsを運営しています。
私は個人事業主として2021年からメルカリshopsに出店していましたが、2023年6月に出店停止となっています。「その他弊社らが出店者として不適切であると判断した場合」という理由です。具体的にはキャンセルが多いとのことです。
その際にも思いましたが、メルカリ側は、出店停止となるキャンセル率の基準を明示しませんでした。(Amazon、Yahoo!など大手モールでは出店者に明示しています)
そして、今回の件でも、販売事業者情報が外部から閲覧可能な状態になった原因を示してはくれません。
このように株式会社メルカリは、理由を説明せずに一方的にやっつける体質のようです。
所詮、フリマサイトが安易な考えでネットショッピングモールをやっているようにしか思えません。ショッピングとヤフオクを両立させているYahoo!のようにはいかないでしょう。
ヤッパリメルカリキライ。
まとめ
- メルカリShopsの情報管理には気をつけろ
- メルカリShopsの退会機能はない
- メルカリは強権的
ありがとうございました。