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【家具屋の小言】現金払いも捨てたもんじゃない

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ネットショッピングでの支払は、クレジットカード、電子マネー、キャリア支払いなどのキャッシュレス派が多数で、少数にコンビニ払いや銀行振込などの現金派が存在します。我々ショップ側が消費者の利便性を向上させようとする時は、一般的にはキャッシュレスの選択肢を広げる場合が多いです。ただ、カードや与信枠を持てない人がいるのも事実ですので現金派の支払い手段も用意してあります。

同じ買い物をするのに、
キャッシュレス派はボタンを押すだけ。
現金派は払いに行く手間をかけ、ポイントもつかない。

現金でなければならない理由があるから現金で払うのですが、何にもいいことはないと個人的には考えています。

私生活でも完全キャッシュレス推進派ですので、ほとんど現金は使いません。
そんな私ですが、「現金払いも必要だな」という衝撃を受けた一件がありました。しかも、小学生の娘から教わりました。

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「お釣り」ってなに?

算数の宿題をするこども店長

小学生の娘の宿題を見ていたときのことです。

もんだい

○○さんは1000円もって、買いものに行きました。

アップルパイ1ことケーキ1こを買うと、おつりは何円ですか。

アップルパイ400円 ケーキ300円

しき
こたえ

「おつり」という言葉は聞いたことがあるようなのですが、どういうものかよくわからないようでした。私や妻と一緒に買い物にも行きますし、レジにも並びます。

なぜでしょうか。

あぁ、なるほど。

私も妻もほとんど現金は使わず、クレジットカードか電子マネーばかりです。なのでレジで現金を払って、お釣りを受け取っているところを見たことが無いのです。
ですので、娘はおつりは良く知りませんが、「カードで」「PayPayで」「楽天Payで」というのはよく知っています。さすが現代っ子ですね。

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おみせやさんごっこ

この「おつり」問題を解決しなければ。
おつりを知らないがゆえに算数を嫌いになってしまわぬように。
私は考えました。
なんせ私はプロのおみせやさんです。
そうだ、こども銀行券を使った、おみせやさんごっこをしよう。

キャスト
こども店長:娘
客:私

娘「いらっしゃいませ。」

私「アップルパイ1ことケーキ1こください。」

娘「アップルパイ400円、ケーキ300円だから…」

しばし、計算中。
400+300=700円か。

「700円になります。」

私「1000円で払います。」
こども銀行券1000円札を出します。

娘「1000円お預かりします。」

「700円<1000円だから、もらいすぎなのでお客さんにかえさないといけないから…」
「えっと、おつりは…」
「1000円と700円の違いだから引き算か」
「1000-700=300円だね」
「300円のお返しです。」
こども銀行券100円玉3枚を渡してくれます。

「ありがとうございました。」

これで少しはわかるようになったかな。
おみせやさんごっこが気に入ったようで、このあとも設定を文房具屋さんに変えて何回かやりました。娘の大好きなすみっこぐらしの筆箱を買うという設定で。

すみっこぐらしの筆箱とこども銀行券

あとは算数が嫌いにならないことを願うばかりです。

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現金も捨てたもんじゃないが

この一件は、結構な衝撃でした。
親を見て育つとはまさにこのこと。買い物での支払いという行為が、こどもの目には「キャッシュレスが当たり前」に映っていたのですね。

今度娘と買い物に行くときは現金での支払いをしようかと思っています。
しかし、そこはお金です。現金で支払うのが最も無駄だと考えているので、カードか電子マネーを出してしまうでしょう。なので、現金払いのみのお店に行くまではお預けになりそうです。

ありがとうございました。