個人事業主として今を生きるためにも、これからを生きていくためにもお金を管理することは重要です。そのために会計ソフトを導入し、効率的にお金の管理をしようというものです。
お金はあくまで経営資源やツールなので、これを使って何を実現していくかを考えます。
サラリーマンのお金
サラリーマン時代は給料がいくら入って何に出ていくのかだけ把握しておけばよかったです。
サラリーマンのお金の流れは、
①収入
- 固定給
- 手当
- 残業代
- 奨励金(持ち株の奨励金など)
- 通勤費
いわゆる額面の収入です。
②控除
- 健康保険
- 厚生年金
- 雇用保険
- 所得税
- 住民税
- 積立(持株、財形など)
①-②が手取りの収入。
③支出
- 食費
- 水道光熱
- 電気・通信費(スマホとかネット回線とか)
- 住宅ローン
- ガソリン代 高速道路代 電車代
- 自動車税
- 固定資産税
- 生命保険代
- 医療費
- 交際費
- 学費 月謝
- 投資・積立
- 貯金
- 買い物・趣味
こんな流れです。
①-②-③≧0であれば1か月もしくは年間のなかでとんとんかいくらか残るという計算です。
逆であれば出ていく方が多いです。
①収入と②控除はサラリーマンであれば給与明細を見ればそれで完了です。
③支出はサラリーマンも個人事業主も出ていくことには同じです。
個人事業主のメリット・デメリット
それでは個人事業主の何が大きく違うのか。
それは①収入にたどり着くまでに自力で稼がなければならないというのがサラリーマンとの大きな違いです。この収入を作るのに、自分の好きなコトをやろうと考えたのです。
物販の場合、収入(売上)を作るのに仕入れ(原価)をします。
それらを販売するのに店舗やネットショップを構える費用、広告宣伝活動をする費用、運送する費用、そして人件費などの経費がかかります。
ここで「経費」という考え方が出てきます。
個人事業主はサラリーマンでは認められない経費を所得から差し引くことができるので節税効果が高いのです。ただし、こうした経費を認めてもらうためには、自ら確定申告をする必要があるので、源泉徴収をしてもらえるサラリーマンと比べて面倒な側面もあります。
個人事業主の場合、収入・売上から必要経費を差し引いた金額が「事業所得」となる
よく言われている個人事業主のデメリットはネットなどで調べるといくらでも出てきますが、デメリットだと思うとその通りになってしまうので、私は逆説的にとらえてメリットとしています。
- 社会的信用も低いために、住宅ローンや融資を受けることが難しくなる傾向にあります。
⇔住宅ローンはサラリーマン時代に始めているので返済さえすれば問題ありません。
そもそも社会的信用が低いというのが癪にさわります。社会的信用の高い個人事業主になってやる! - 個人事業主には有休はありません。
⇔好きな時に働き、好きな時に休めます。 - 個人事業主は、国民年金のみを受け取るのでサラリーマン(国民年金+厚生年金の2階建て)の半分ほどにしかなりません。
⇔その代わり定年はありません。
健康でやる気があることが前提ですが。好きなコトをするのでそこはあまり気にしていません。
また、年金がほしければIDECOを頑張ってつみたてていくのもありです。 - サラリーマンは会社のヒト、モノ、カネを使って事業ができます。何かあれば会社が守ってくれます。
⇔ヒト、モノ、カネは大規模でなければ個人でもできます。
会社が守ってくれるなんてそんな神話は崩壊してます(笑)
当たり前ですが、今まで会社がやっていた税金の支払いや年末調整は自分でやります。
さらには自分で稼ぐための仕入れや販促活動も自分のカネでやります。
ビジネスもプライベートも重要な要素の一つがカネです。
カネの流れと量を把握しておかないと路頭に迷うという危機感と、自分の好きなコトを続けていくためにほどほどのカネは必要という考え方が強くありました。
本を読んで勉強しました。これらはサラリーマン時代に読んだ本なのですが、経営者になるための入門編ですので、読みやすく工夫されています。
創業計画書や年間予算を立てましたが、それらを管理していくためや日々の営業活動の売上や仕入れを管理するために会計ソフトというツールがあった方がより戦略的に事業を進められるとの考えから導入を決めました。
このような数字の仕事は意外と時間がかかります。事実である数字を入力する作業的な部分と、その数字をまとめて現状把握や戦略を作る仕事的な部分の両方があるためです。作業的な部分は会計ソフトなどで効率的に行い、多くの時間を戦略や実行に充てたいのです。
事業用クレジットカードを作ろう
会計ソフトを導入する前に、まずは事業用クレジットカードを作りましょう。
- 事業用クレジットカードを会計ソフトと連携することで、事業用の支出を自動で仕訳できるようになります。
- クレジットカードはプライベートと事業用に分けましょう。
これは個人事業主の場合はプラベートと事業用の支出が混じることが多いからです。例えば、1台のスマホをプライベートと事業で使用している場合、プライベート6:事業4 のように使用割合が分かれます。 - 一般カードよりもビジネスカードの方がビジネス向けの特典や限度額の多さなど、ビジネスに適していますので、事業用のビジネスカードが必要です。ポイントもたまりますしね。
- 現金などに比べ支払いは1カ月先になるので資金繰りに余裕が出ます。
年会費を払いたくない場合は年会費永年無料のFASIOビジネスカードがあります。法人代表者・個人事業主向けのビジネスカードです。
- 年会費が永年無料!なのにポイントが貯まる
年会費はずっと無料なのにLIFEサンクスポイントが貯まるお得なカードです - エグゼクティブが持つに相応しいデザイン
ブラックを基調にしたスタイリッシュなデザイン。エグゼクティブが持つに相応しい外見。 - 4枚まで発行可能
従業員分を含めて最大4枚まで発行可能。幹部社員に持たせることで経費精算・現金管理を減らせます。 - かんたんスピード審査・最短3営業日で発行
本人確認資料のみで創業・起業時にもお申込しやすく、最短3営業日で審査結果がわかるスピード発行です。 - 会計ソフト連携で会計効率化
弥生会計、TKC FXシリーズ、マネーフォワードクラウド会計、freee等、主要な会計ソフトに利用明細を自動取込可能。
会計ソフトを導入しよう
会計ソフトとは
会計処理を記録し、帳簿書類を作成するためのソフトです。
簿記の実務に広く利用されています。
仕訳の記録、家事案分・減価償却の計算、確定申告書の作成、総勘定元帳、試算表、損益計算書などを作成する機能があり、効率的に業務ができます。
会計ソフトを導入するメリット
- 会計の業務を減らせる
- 経理や簿記の知識がなくても利用できる
- 帳簿書類を簡単に作成できる
- 事業の財務状況、経営状況を確認できる
- 確定申告書まで作成できる
経理業務を削減し、本業へ集中できるため、業務効率化において会計ソフトの導入には大きなメリットがあるでしょう。
会計ソフトの種類
会計ソフトには大きく、クラウド型とインストール型の2種類あります。
クラウド型
インターネットを経由してクラウド上にデータを保存するタイプの会計ソフトです。
- メリット
- さまざまな外部システムと連携したデータの自動取得
- スマホやタブレットとの同期
- 直観的な操作性、専門知識は不要
- デメリット
- 利用にインターネット環境が必要
- 月額制・年額制が多く、有料プランを利用し続ける
インストール型
利用するパソコンにインストールし、ローカル環境にデータを保存するタイプの会計ソフトです。
- メリット
- オフラインでも利用できる
- 買い切りの為ランニングコストが不要
- デメリット
- 初期費用やアップデートコストがかかる
- データの保存場所が端末上のみなのでバックアップに不安が残る
- 利用できる端末数が限られる為テレワーク環境には不向き
クラウド型がいいのか、インストール型がいいのか。
私は下記の点からクラウド型会計ソフトfreeeを選んでいます。
- 常に最新バージョンが使用できるため、法改正、インボイス制度への対応やバージョンアップ作業が不要。
- 直観的なUIによって、経理初心者であっても簡単に使える。
- スマホやタブレットで利用ができる。
クラウド型会計ソフト
私はクラウド型会計ソフトを選びましたが、クラウド型にも色々なソフトがあります。
メジャーなところで言うと、やよいの青色申告オンライン 、クラウド型会計ソフト マネーフォワード クラウド会計 、freee です。
個人事業主向けで比較していきます。
マネーフォワードクラウド会計
- Amazonなど、3,000以上のサービスとの連携に対応
連携機能でデータ入力の手間を削減。
銀行・クレジットカード・電子マネー・POSレジなどの様々なサービスと連携することで、日々の取引データが自動取得されます。 - 使えば使うほどAIが学習
自動入力・自動仕訳で会計業務がどんどんラクに。
連携した銀行やクレジットカードの取引データに対応する仕訳候補を自動で作成。さらに、一度登録した仕訳の内容はAIが学習するため、使うほど自動仕訳の精度が向上し、会計業務が効率化されます。 - ワンクリックで決算書を自動作成
経営状況をリアルタイムに見える化。
日々の仕訳データをもとに、決算書が自動で作成されます。他にも、キャッシュフローレポートや収益レポートなど、経営に役立つ幅広い帳票やレポートの作成に対応しているので、リアルタイムで経営情報を把握することが可能です。 - いつでもどこでも使えてコミュニケーションが円滑に
顧問税理士との共有がスムーズ。
データがクラウドに自動保存されるので、いつでもどこでも最新データの共有が可能に。顧問税理士とUSBや紙でやりとりすることなく、オンライン上でスムーズに会計状況を確認してもらえます。
クラウド型会計ソフト マネーフォワード クラウド会計の詳細はこちらから。
マネーフォワードは会計ソフトだけではなく、マネーフォワード クラウド開業届を使うと、個人事業主の開業届も簡単3ステップで作成できます。知識がなくても大丈夫です。登録から書類の作成まで完全無料です。
開業書類を自動作成!【マネーフォワード クラウド開業届】
知識がなくても大丈夫です。登録から書類の作成まで完全無料です。
- 質問に答えて書類作成の準備
- フォームに沿って必要な情報を入力
開業届だけではなく、確定申告時に課税控除などの優遇措置などを受けられる青色申告承認申請書や、家族や従業員に給与を支払う場合の届出書も作成できます。 - 作成した書類を税務署に提出すれば、開業手続き完了
開業書類を自動作成!【マネーフォワード クラウド開業届】の詳細はこちらから。
さらに、与信審査不要で高額決済にも対応可能な法人・個人事業主向けプリペイドカード ビジネスカード【マネーフォワード ビジネスカード】 もあります。
もちろん、クラウド型会計ソフト マネーフォワード クラウド会計と連携していますので、従業員への経費精算や立替分の給与合算・会計ソフトへの経理仕訳の登録が自動化できます。
- 与信審査不要 最短即日発行
プリペイドカードなので与信審査不要です。申込みから最短1週間程度で届き、すぐに使えます。 - 月の利用上限なし
ウォレットにチャージすれば上限なしで利用可能です。
※ 指定の加盟店での利用に限る ※1回の決済は最大5,000万円まで - 初期費用 年会費無料 ポイント1〜3%還元
初期費用も年会費も無料です。ポイント還元もあり、貯まったポイントは別の決済に使えます。
ビジネスカード【マネーフォワード ビジネスカード】の詳細はこちらから。
さらにさらに、会社設立をサポートする自分で社長やるなら【マネーフォワード クラウド会社設立】まで完備しています。
フォームに沿って入力するだけで会社設立に必要な書類を無料で作成できるサービスです。
電子定款の作成、印鑑の購入にも対応しています。コストと手間を最小限に抑えて自分自身で会社を設立できます。
- サービス利用料金は0円
会社設立に必要な書類の作成は無料なので、最低限の費用で会社設立が可能です。(電子定款の作成代行は5,000円) - 初めてでも安心、充実のサポート体制
操作に関する質問はメール・チャットで対応していただけます。電子定款の作成は行政書士がサポートします。 - 設立後のサポート
会社設立後に必要となる、法人銀行口座・クレジットカード・バックオフィスツールなどを利用できるサクセスパックがあります。
自分で社長やるなら【マネーフォワード クラウド会社設立】の詳細はこちらから。
やよいの青色申告オンライン
※白色申告オンラインもありますが私自身が青色申告ですので青色を紹介していきます。
- 日々の取引入力も確定申告もこれひとつでOK
初心者でも迷わないシンプルな画面と機能で、青色申告に必要な書類をかんたんに作成できます。e-Taxによる申告(電子申告)にも対応。税務署へ行かずに確定申告が完了します。 - 入力作業を自動化、会計業務を効率化できる
銀行明細、クレジットカードなどの取引データ、レシートや領収書のスキャンデータやスマホアプリで撮影したデータを自動仕訳するので、入力と仕訳の手間が省けます。 - 初心者にも使いやすい機能とデザインで知識が無くても青色申告ができる
簿記知識がなくても、日付や金額などを入力するだけで、青色申告に必要な複式簿記帳簿が自動作成できます。青色申告特別控除もラクラク。 - 帳簿・レポートの集計機能
登録した取引から、青色申告に必要な帳簿やレポートが自動で集計・作成できます。
やよいの青色申告オンラインの詳細はこちらから。
クラウド会計freee
- 入力の手間を最小限に
銀行口座やクレジットカードと連携。
freeeが自動的に明細を取り込むので 入力の手間を削減し、ミスの防止が可能です。 - 領収書も自動入力
溜まっている領収書も 写真を撮ってアップロードすれば、 freeeがスキャンして自動読み取り。 日付や勘定科目まで推測します。 - 法改正にも完全対応
インボイス制度や電子帳簿保存法にも完全対応。
クラウド型の会計ソフトなので、法令の変更などにもソフト側が自動でアップデート対応します。 - 書類作成も提出もかんたん確定申告
◯×形式の質問に答えるだけで確定申告の書類を作成できます。PCやスマホを使って自宅や事務所などから、オンラインでいつでも提出することができます。
クラウド会計freeeの詳細はこちらから。
クラウド会計3社の比較
各社共通機能
- 銀行口座やクレジットカードの登録で取引明細を自動取得
- 取引データは自動で仕訳
- 入力データから自動でレポート作成
- スマホアプリで、レシート読み取り、いつでもどこでも仕訳作業
- 確定申告書の作成・e-Taxによる申告
各社の違い
- クレジットカードやECサービスとの連携先は各社違いがある
- 中程度プランの料金で比較するとマネーフォワードが安い
- 確定申告はfreeeが断然簡単
クラウド型に求められる機能は各社備えている印象を受けます。銀行との連携は各社大差ありませんが、クレジットカードやECサービスとの連携先は各社違いがあるので、自身が使うカード会社やECサービス、POSなどと連携できるかで選ぶといいと思います。
私の場合は、EC運営をしていますのでBASE、Yahoo!、Amazonとの連携ができるfreeeが便利です。
確定申告は結構なパワーを使います。年1回なのでいつものようにとはいかず、昨年やった事も忘れています。なので、ここはより簡単に短時間で済ませられるfreeeが優位です。
私の場合は家具、インテリアのEC運営をしていますので、確定申告のある2月3月は、新生活の繁忙期になります。確定申告は短時間で済ませて、本業のEC運営に集中したいという考えもありfreeeを使っています。
各社無料期間や無料プランがありますのでまずは試してみて、使い勝手を確認しましょう。私もこの3社とも無料登録して1か月ほど使っていました。
無料から使える会計ソフト「freee(フリー)」
クラウド会計シェアNo.1!
- スマートフォン・タブレット専用アプリを用意
- 領収書の管理から確定申告までスマホでも完結
- 会計・簿記の知識不要 初心者OK
- 銀行・クレジットカードと連携して自動処理
- ステップに沿って質問に答えるだけで確定申告書類を作成
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やよいの青色申告オンライン
ダントツの価格メリット!
- やよいの白色申告オンラインは初期費用・月額ずっと0円!
- やよいの青色申告オンラインは初年度0円キャンペーン実施中!
- 弥生会計 オンラインは最大2年間0円キャンペーン実施中!
やよいの青色申告オンラインの詳細はこちらからどうぞ。
クラウド型会計ソフト マネーフォワード
自動連携数国内No1!
- 銀行やクレジットカードの連携で、会計処理や経理業務が大幅削減
- 連携可能な銀行やクレジットカードなどの金融関連サービス数は国内No1の3,600以上
- 最も幅広く自動入力を利用できるクラウド会計ソフト
クラウド型会計ソフト マネーフォワードの詳細はこちらからどうぞ。
さらに、マネーフォワードには開業届を自動作成してくれる優秀なものもあります。
会計ソフトと合わせて利用すれば一気通貫でラクラクです。
開業書類を自動作成!【マネーフォワード クラウド開業届】
知識がなくても大丈夫です。登録から書類の作成まで完全無料です。
- 質問に答えて書類作成の準備
- フォームに沿って必要な情報を入力
開業届だけではなく、確定申告時に課税控除などの優遇措置などを受けられる青色申告承認申請書や、家族や従業員に給与を支払う場合の届出書も作成できます。 - 作成した書類を税務署に提出すれば、開業手続き完了
開業書類を自動作成!【マネーフォワード クラウド開業届】の詳細はこちらから。
まとめ
- 売上を自ら作ること(個人事業主は座っていてもカネは入ってこない)
- 売上を作る為にどのようにカネを使うかを考えること
- 会計ソフトは時間をカネで買うこと
ありがとうございました。
3社とも料金は異なりますが、せいぜい月数千円程度です。
スマホでの操作に優れていたり、短い時間で年末調整ができたりすることの方が、少し余計に月額を払ってもその分時間が浮いてくるのでそちらの方が価値があると思います。