小学校2年生の娘の夏休み工作「ビー玉パチンコ」製作のお手伝いです。私が家具屋なので「家具屋の…」と題名がなっていますが、正しくは「お父さんの…」でしょうね(笑)
ビー玉パチンコ
まずは完成品から。
パチンコ台の上に下敷きでカバーをつけています。これは娘からのリクエストであり、他のパチンコ台とは一味違うこだわりです。
このような玉を転がすゲームは「スマートボール」「パチンコ」「コリントゲーム」など様々な呼び方がありますが、ここではビー玉パチンコと呼びます。
必要な材料と道具
材料
- 台になる木材(使ったのは 500mm×250mm×10mm)220円
- 側板の木材(使ったのは 400mm×120mm×9mm)110円
- ビー玉 110円
- ホワイトボードシート 110円
- ホワイトボードマーカー 110円
- A4下敷き 110円
- 輪ゴム(自前)
いづれもダイソーで購入。全部で770円です。
道具
- のこぎり
- 丸鋸(溝を掘るのに使います。なければのこぎりでも可能です。)
- やすり
- 木工用ボンド
- 釘
- 金槌
- 定規
- 鉛筆
道具は全て自前です。
材料と道具が揃ったら作っていきましょう!
採寸
完成品をイメージしながら材料にカットする寸法を書いていきます。
- 台
- 上下側板
- 左右側板
- 発射部分のガイド
- 発射部分の棒
- ゴール部分のガイド
- 台上の障害物
- 台に傾斜をつける板
サイズの基準となるのはスライドカバーになるA4下敷きのサイズです。この下敷きを側板にスライドして出し入れできるようにします(下の写真のように)
横の側板の厚みは9mmですので、スライドするための溝の深さを4mmとしました。つまり下敷きの幅+左右それぞれ5mmが台になる木材の幅です。縦の側板は台になる木材から取ります。こちらは、台になる木材の厚みは10mmですので、スライドするための溝の深さを4mmとしました。つまり下敷きの長さ+上下それぞれ6mmが台になる木材の長さです。
側板の木材(400mm×120mm×9mm)は半分にして60mmの高さの側板として使います。
娘はものさしや定規の使い方を小学校で習っていますが、どうも苦手なようです。そこで、今回、一緒に測ったり、線を引いたり、足し算引き算で計算したりとすることで、少しは苦手克服もできたようです(多分)
カット
採寸したとおりにカットしていきます。こどもにのこぎりを教えながら切っもらいましょう。
下敷きスライド用の溝は丸鋸の歯を4mm出して削るか、のこぎりでこつこつ4mmまで削っていきます。
切り終わったら、バリがでていますのでやすりできれいに仕上げます。
組立
木工用ボンドを使って箱を組み立てていきます。
娘はボンドが「ぷにぷにして気持ちいい」と触って喜んでおりました。
箱ができたら、ホワイトボードシートを台のサイズにカットして貼り付けます。こどもにカッターの安全な使い方も教えてあげましょう。
ホワイトボードシートを貼ったら、発射部分のガイド、ゴール部分のガイド、台に傾斜をつける板を木工用ボンドで貼りつけます。
あとはこどもに自由に絵をかいてもらいましょう。ホワイトボードなので書いたり消したりできます。
木工用ボンドだけでは強度に不安がありますので、釘でも留めておきます。娘は金槌でたたくのが楽しいようです。
発射部分は木材と輪ゴムで作ります。引っ張った棒でビー玉がはじかれる仕組みです。
上側板に端材を当てた上に下敷きを接着剤で固定します。プラと木を接着できる接着剤が無い場合は、ネジとか釘でもいいと思います。その際は下敷きを割らないように注意してください。
アレンジ
発射したビー玉が左側へ流れるように釘でガイドをつけました。パチンコさながらの釘師気分が味わえます。
台の途中に障害物をつけました。木片を使いましたが、釘、貝殻、キャラクターものなど、くっつけばなんでも使えます。
完成
最初から最後までこどもと一緒に大人も楽しんで作れました。
ありがとう、娘よ。
楽しい時間でした。
今回は夏休みの自由工作ですが、冬休みでもこの手の木工はできそうですね。
所要時間:2日くらい(材料買い出しから)
費用:770円
ありがとうございました。