【40代からの起業】当店の商品ページをコピーしたネット通販詐欺サイトまとめ

当店の商品ページがコピーされてネット通販詐欺サイトで使われているのをGoogle検索中に見つけました。
Google検索に表示されないようにGoogleに著作権侵害による削除という申し立てをし、Google検索画面から削除してもらいました。その後は検索画面に表示されることはなくなりましたが、1か月しないうちにまた出てきました。

またか！

ほとんどが同一犯のようなので、今までに当店の商品ページをコピーしたネット通販詐欺サイトをまとめました。

ネット通販詐欺サイトとは

ECサイトに偽装して、商品を購入させておいて商品を発送しない、もしくは偽物を送るという悪質なサイトです。
中にはIDやパスワード、個人情報を入力させて個人情報を盗み取ったり、クレジットカードを不正利用するサイトもあるようです。

消費者庁では悪質な海外ウェブサイト一覧を公表しています。
不安に感じる通販サイトがあれば、この一覧に該当URLが掲載されていないか確認してください。

• なぜネット通販詐欺サイトがGoogle検索に出てきたのか
• Googleデジタルミレニアム著作権法およびその他の適用される知的財産法に基づく著作権侵害の申し立て
• ネット通販詐欺サイトへの対策

については前回の記事をご覧ください。

またか！ネット通販詐欺サイトを見つけた

Googleで「ダウスラボ」をエゴサーチしていると、上位には私のブログ、ECサイト、SNSのアカウントが表示されています。

上位は自社サイトです。

当方のSNSの次に見知らぬサイトが2つありました。
popliners.com.brは警告メッセージがでました。

ma-transitionenergetique.frはリダイレクトしてネット通販詐欺サイトへつながります。

Googleで「ダウスラボ ブログ」でもエゴサーチしてみると、上位には私のブログ、SNSのアカウントが表示されています。

当方のSNSの次に見知らぬサイトがありました。

The Property Padというサイト名をクリックすると、今まで見たことのない新しいネット通販詐欺サイトへつながります。

いづれのネット通販詐欺サイトも前回同様、Googleに掲載されないようにしました。
Google では、デジタルミレニアム著作権法（DMCA　Digital Millennium Copyright Act）およびその他の適用される知的財産法に基づく著作権侵害の申し立てを受け付けてくれます。承認されると、侵害している著作物を削除するかアクセスを不可能にしてくれます。

著作権侵害の申し立てについては前回の記事をご覧下さい。

詐欺サイト一覧

毎回私がコピーされるのは同一犯だと思われます。
しかし、いつも会社名や責任者名、ドメインまでもが一緒とは限りません。
ネット通販詐欺サイトは都度情報を書き換えています。毎回手を変え品を変えやってくるわけです。

詐欺サイトに関する最新の情報はこちらからどうぞ。

ネット通販詐欺サイトの特徴

毎回私がコピーされる同一犯だと思われるネット通販詐欺サイトの特徴です。

• 店名は アルファベッド3文字＋○○店、○○サイトというパターン
• 店名のアルファベッド3文字がURLのサブドメインで、ドメイン自体は多岐にわたる
• Google検索で表示されているURLはリダイレクト元で、リダイレクト先が詐欺サイトのURL
• 運営会社は日本人の苗字シリーズ
• 住所は実在するがショップ運営しているかは不明
• 電話番号の区切りが090-ではなく0909-などとおかしい
• 責任者氏名は実在するものもあれば不明なものもある
• メールアドレスは 名前＋@hoput.online
• メールアドレスのドメインはサイトURLのドメインとは異なるものを使用する
• ショップデザインは楽天風で共通

これらの特徴に当てはまったら、お買物される方も、ショップ運営者の方もご注意ください。

Google検索結果にご用心

ネット通販詐欺サイトのURLも店舗名もGoogle検索には表示されません。
商品を探す際に「ダイニングチェア HOC-611GY」などと検索すると真っ当なショップやモールに混じってこのように検索結果に表示されます。

ジョーシン、Qoo10の次に変な日本語の検索結果があります。

これをクリックすると、

ネット通販詐欺サイト Ngd市場店へたどり着きます。

つまり、

• Google検索には自社のURLを表示せず
• keskinwheels.com　https://keskinwheels.com（リダイレクト元のサイト名とURL）を表示
• クリックすると、Ngd市場店　https://ndg.colan.one（リダイレクト先）にリダイレクトする

という仕組みです。
そして、さらに巧妙にできていて、いつもNgd市場店にリダイレクトするわけではなく、ERV市場店など他のネット通販詐欺サイトにリダイレクトする時もあります。
上記一覧のネット通販詐欺サイトはこの仕組みです。

ドメインを調べてみる

1つの店舗でも複数のURL（ドメイン）を使っていますが、店舗連絡先のメールアドレスのドメインは全て一緒です。

例えばNgd市場店はこの通りです。

ラッコツールのWhois検索でURLとメールアドレスのドメインを調べてみます。

2023年1月9日に作られた新しいドメインのようです。アメリカのnamecheapでドメイン取得されています。
ドメイン登録者、ドメイン管理者、ドメイン技術者ともに「REDACTED FOR PRIVACY」で表示されません。

2022年11月30日に作られたドメインのようです。アメリカのgodaddyでドメイン取得されています。

2022年11月20日に作られたドメインのようです。アメリカのgodaddyでドメイン取得されています。

2023年2月27日に作られた新しいドメインのようです。アメリカのnamesiloでドメイン取得されています。

いづれのドメインもアメリカのレジストラで取得されていることがわかりましたが、どこの誰かはわかりませんでした。最近取得されたドメインなので、頻繁にドメインを変えているか、頻繁に新ドメインで新サイトを作っているかのどちらかですね。

まとめ

• ECサイトのページをコピーされるとEC事業者も被害を受けている
• Google検索に表示されないようにすることができる
• 詐欺サイトは何度でもやってくる

ありがとうございました。