PR

【40代からの起業】Yahoo!ショッピング EC事業者のインボイス制度対応

Amazon 運営 アカウント健全性
この記事は約5分で読めます。

2023年10月1日よりインボイス制度が開始されます。それに伴い、Yahoo!ショッピング出店者の管理ツールであるストアクリエイターProが順次対応していきます。税区分の変更、計算方法の変更、新機能の提供などです。

難しい案内

私だけでしょうか、ヤフーショッピングからの案内は文章が多くてあまり頭に入ってこないです。少しさっぱりさせて、我々出店者に必要な変更をまとめました。

PR

適格請求書発行事業者登録番号の回答と登録

インボイス制度対応のため、Yahoo!ショッピングストア・ヤフオク!ストア出店者は、取得した 「適格請求書発行事業者登録番号」の登録(有・無)の回答をします。

インボイス制度対応予定の出店者は法人管理権限保持者のYahoo! JAPANビジネスIDで、Yahoo!ビジネスマネージャーにログイン後、トップページの「登録情報」のボタン押下、

ビジネスセンターログイン

企業情報ページに「登録番号(インボイス制度)」の項目があるので、そちらで登録を行います。

企業情報

適格請求書発行事業者登録番号を取得し、回答されたストアの番号は、今後ストアクリエイターProの対応されるお客様向けの請求書発行機能などで表示されるようになります。

インボイス制度対応しないストアは回答も登録も不要です。

PR

利用明細の変更

ストアクリエイターProから発行・取得できる各種請求書などが変更になります。発行元・発行先など用途に応じて、インボイス制度の対応と変更表示などが異なります。

Yahoo!→ストア向け

消費税表示の変更

ストアクリエイターProの利用明細の請求明細・受取明細の利用詳細の金額が税込から税抜に変更になります。

税抜表示

消費税計算方法の変更

消費税の計算は1つのインボイスにつき1回の計算となります。

  • 従来
    • 注文ごとに税金対象の各利用項目の金額(税抜)×10%(消費税率)で消費税を計算(小数点以下切り捨て)※複数商品ある場合は商品ごと計算
    • 締め日に含まれる対象の注文の商品の消費税金額を合算
従来の計算方式
  • 変更後
    • 締め日に含まれる注文の商品の税金対象の各利用項目の金額(税抜)を合算
変更後の計算方式


税控除などに必要な書類発行機能

Yahoo!ショッピング・ヤフオク!から出店者へ支払われる項目(受取金額)、出店者へ請求される金額(請求金額)の課税対象となる項目については、商品項目ごとインボイス制度に対応します。

インボイス対象項目の把握のため、対象/対象外の項目を表示しています。印刷ボタンで一括印刷が可能です。PDFデータでのダウンロードも可能です。

変更後の利用明細画面
ダウンロード可能データイメージ
ダウンロード可能データイメージ
PR

請求書の表示変更

注文管理ページの帳票出力機能で、お客様向けにストア名義で「請求書」を発行できる機能の表示変更があります。ストアクリエイターProを使わずにストア独自の請求書を発行している場合は関係ありません。

ストア→お客様

インボイス制度対応による表示変更

適格請求書発行事業者登録番号を登録したストアは、 請求書にストアの登録番号が表示されるようになります。登録されていない場合は空欄となります。

価格欄に税率が追加されます。

※今回のインボイス制度の施行で対象となるのは「請求書」のみです。それ以外の帳票の変更予定はありません。

変更後の請求書

軽減税率商品用の「区分記載請求書」の変更

軽減税率対象商品を含む注文で発行可能な帳票の「区分記載請求書」は、インボイス制度施行に対応した表示の「適格請求書」に統一されます。以降、「区分記載請求書」機能はなくなります。

PR

クーポンにおける消費税の処理

各クーポンの支払い内容と請求内容に対する課税状況については、下記のとおりです。

  • Yahoo!ショッピング・ヤフオク!から出店者へ支払われる項目
    • モールクーポン利用料 内税
    • モールクーポン利用料(ヤフオク!) 内税
    • モールクーポン原資キャンセル分 内税
    • ストアクーポン利用料キャンセル分(ヤフオク!) 内税
  • Yahoo!ショッピング・ヤフオク!から出店者へ請求される項目
    • モールクーポン利用料キャンセル分 内税
    • モールクーポン利用料キャンセル分(ヤフオク!) 内税
    • モールクーポン原資 内税
    • ストアクーポン利用料(ヤフオク!) 内税

ストアでの会計処理の内容となりますので、Yahoo!ショッピング側では対応はないとのことです。

会計上は、クーポンの値引額を課税仕入れから差し引いて値引後の金額で計上するのか、引かずに値引前の金額で計上するのか、迷ってしまいますね。そこは各ストアで判断してくださいということです。

PR

広告のインボイス制度導入対応

出店者向け広告のインボイス制度対応の内容は以下の通りです。

ディスプレイ広告

消費税の計算は1つのインボイスにつき1回の計算となります。広告商品の税金対象の各利用項目の合算金額(税抜)×10%(消費税率)で消費税を計算(小数点第一位を切り捨て)します。

適格請求書(インボイス)は10月発行分から対応、SMBCファイナンスサービス株式会社が代理発行します。

ソリューションパッケージ

ストアクリエイターProのインボイス制度対応に準じます。

PRオプション プロモーションパッケージ利用料

ストアクリエイターProのインボイス制度対応に準じます

ストアマッチ

ストアマッチ管理画面の利用明細は、適格請求書(インボイス)に対応しています。必要に応じて、ストアマッチ管理画面にログイン後、利用明細を確認ください。

PR

まとめ

インボイス制度に対応したストアは、適格請求書発行事業者登録番号を登録し、変更される帳票を確認して、自社内でどのように対応するか準備が必要です。

インボイス制度対応しないストアは帳票が変更されることだけ知っておきましょう。

ありがとうございました。

※一部文言はYahoo!ショッピング提供のものから引用しております。