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【40代からの起業】Amazon 追跡可能率は有効なお問い合わせ伝票番号さえあれば怖くない

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当店はAmazonに出店して数年経ちますが、Amazonからどう評価されているかはいつも気になります。(お客様からも)

アカウント健全性ダッシュボードの追跡可能率は有効なお問い合わせ伝票番号が付いている梱包数の割合を表す指標で、出品者出荷にのみ適用されます。

購入者は、お問い合わせ伝票番号を確認して、自分の注文した商品がどこにあり、いつ受け取れるのか知ることができます。

商品カテゴリーで追跡可能率が95%を下回ると、その商品カテゴリー内でFBA(フルフィルメント by Amazon)以外の商品の出品が制限される場合があります。

アカウント停止のアラート

Amazon で販売を続けたいのであれば、長いものには巻かれろと同じく Amazon にもまかれたほうが賢明です。ここでは Amazon がセラーを評価する指標「追跡可能率」について解説していきます。

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アカウントの健全性

まず、アカウントの健全性とは、Amazonから出店者への通信簿みたいなものです。

Amazonで出品する際に求められる、出品用アカウントでのパフォーマンス目標の達成およびポリシーの遵守についての概要が表示されます。購入者へ満足度の高いサービスを提供するために、Amazonが求めるパフォーマンス目標を達成できない場合、Amazonはこれらの指標について措置を講ずることがあります。

Amazonでは定期的に出品者のパフォーマンスを調査し、目標を達成できていない場合には通知を行います。この調査の目的は、パフォーマンスの低下により出品者のAmazonでの出品権限に影響を与える前に、パフォーマンスを改善する機会を与えることです。

プログラムポリシーの「アカウント健全性の確認」に定められている契約上必要なパフォーマンスの評価に準拠していない場合、出品用アカウントは停止されます。

Amazonより

アカウントの健全性は下記の通り構成されており、それぞれの項目は数値化され評価されます。

  • カスタマーサービスのパフォーマンス
    • 注文不良率
      • 低い評価
      • Amazonマーケットプレイス保証申請
      • チャージバック申請
  • 規約の遵守
    • アカウント健全性評価
      • 知的財産権侵害の疑い
      • 知的財産に関する苦情
      • 商品の信頼性に関するお客様からの苦情
      • 商品のコンディションに関する苦情
      • 食品および商品の安全性に関する問題
      • 規約違反の出品
      • 制限対象商品に関する規約違反
      • 購入者の商品レビューポリシー違反
      • その他の規約違反の問題
      • ポリシー違反の警告
  • 出荷パフォーマンス
    • 出荷遅延率
    • 出荷前キャンセル率
    • 追跡可能率
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アカウント健全性ダッシュボード

アカウントの健全性に関する指標は、アカウント健全性ダッシュボードで確認できます。

セラーセントラル→パフォーマンス→アカウント健全性

セラーセントラル画面
アカウント健全性ダッシュボード

日々更新されていきますので毎日確認しましょう。

Amazonのペナルティの全貌を知りたい方はこちらもどうぞ。

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追跡可能率とは

セラーセントラル画面

購入者は、自分の注文した商品がどこにあり、いつ受け取れるのか知りたいと考えています。追跡可能率は、その期待にどれだけ応えているかを示すパフォーマンス指標です。要は出荷する荷物にお問い合わせ伝票番号がついていて、それがAmazonの指定する運送会社のものであるかを見ています。

特定の30日間で追跡可能率が95%未満となった商品カテゴリーについては、出品者出荷での出品資格が停止される場合があります。

目標値:95%未満

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追跡可能であるメリット

すべての出荷に有効なお問い合わせ伝票番号を入力すると、以下のような利点があります。

  • 購入者からの問い合わせ件数の減少
    配送状況に関する問い合わせに対応する時間を軽減できます。
  • 注文不良率の低下
    お問い合わせ伝票番号が入力されておらず購入者が追跡できない配送は、配送状況を確認できる配送よりも1.7倍も注文不良率が高くなるそうです。
  • Amazonマーケットプレイス保証申請による保護
    お問い合わせ伝票番号がないために荷物を追跡できない場合、出品者は「未配達」によるAmazonマーケットプレイス保証申請に不服を申し立てることができません。
  • 出品者に対する評価の向上
    配送状況を追跡できるようにすると、出品者に対する購入者の評価が高くなる傾向があるそうです。
  • 商品の紛失による費用の削減
    追跡サービスを利用すると、配送中の商品の紛失による出費を大幅に削減できます。配送中に商品の紛失が起きた場合、出品者は、お問い合わせ伝票番号を使用してどの時点で商品が紛失したかを追跡し、責任を問うことができます。
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追跡可能率の計算対象

  • 日本の出品者の場合、梱包ごとの注文金額が1,000円以上(消費税抜き・配送料込み)。
  • 中国の出品者(香港を含む)の場合
    • 梱包ごとの注文金額が1,000円未満(消費税抜き・配送料込み)については、配送会社によるスキャンが少なくとも1回行われ、追跡可能な配送方法であること。
    • 梱包ごとの注文金額が1,000円以上(消費税抜き・配送料込み)については、配送会社によるスキャン(配送完了時または不在による持ち戻りを含む)が少なくとも2回行われる、配達完了まで追跡可能な配送方法であること。
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Amazonと連携している配送会社

以下の配送会社のお問い合わせ伝票番号は、Amazonと連携しています。

Amazonは、出荷通知時に入力されたお問い合わせ伝票番号を使用して配送会社に配送状況を問い合わせます。お問い合わせ伝票番号は、一度でも配送会社による物理的なスキャン記録があれば有効とみなされます。

配送会社名(日本語) 配送会社名(英語)
ヤマト運輸 YAMATO TRANSPORT
佐川急便 SAGAWA EXPRESS
日本郵便 Japan Post
4PX 4PX
China Post China Post
DHL DHL
FedEx FedEx
SF Express SF Express
SFC SFC
UPS UPS
Yanwen Yanwen
YDH YDH
Yun Express Yun Express
Sunyou Sunyou
WanbExpress WanbExpress

Amazonと連携していない配送会社を使うと、追跡不可能となりますので追跡可能率が下がります。よって、Amazonと連携している配送会社を選択する必要があります。

注: 日本郵便の国際郵便の場合、お問い合わせ伝票番号の下2桁が「JP」以外の梱包については、追跡できない可能性があります。China Postの場合、お問い合わせ伝票番号の下2桁が「CN」の場合のみ、追跡が可能です。

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追跡可能率の計算対象より除外されるケース

  1. 日本の出品者の場合、梱包ごとの注文金額が1,000円未満(消費税抜き・配送料込み)
  2. 実際の配送が伴わないデジタル商材
  3. 日本または中国(香港を含む)以外の出品者からの配送
  4. 以下の配送会社を使用した大型商品の国内配送
西濃運輸 福山通運 セイノースーパーエクスプレス スーパーカーゴサービス 大川配送
エスライン エスラインギフ トールエクスプレス トナミ運輸 ホームロジスティクス
久留米運送 近物レックス 新潟運輸 第一貨物株式会社 日本通運
名鉄運輸 Hanzo Express センコー ロジフル・トランポ SGワークス
カナメカーゴ やさか運輸 前原ダイキュー運輸 大昭運輸 三協運輸サービス
神戸三興物流 大阪三興物流 京都三興物流 新三興物流 ライフバンク
セカンドステージ 飛騨運輸 ラニイ福井貨物 Trivalue 山陽自動車運送
多摩流通 ナサ流通 千葉通商 オケイワ モリモトサービス
ウイング LIBTEC 伊藤設備サービス

大型商材や専門的な商材で、ここに記載の無い運送会社を使う場合は、追跡可能率の計算対象となります。この場合、追跡不可能となりますので追跡可能率が下がります。

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追跡可能率の計算方法

追跡可能率を算出するには、お問い合わせ伝票番号付きの梱包数を、出荷通知された全梱包数で割ります。

たとえば、出荷通知済み梱包数の合計が200個で、そのうち190個に有効なお問い合わせ伝票番号が付いている場合、追跡可能率は95%(190 ÷ 200 × 100= 95%)です。

追跡可能率は指定された30日間で商品カテゴリーごとに追跡可能率が算出され、追跡可能率が95%未満となった商品カテゴリーについては出品者出荷での出品資格が停止される場合があります。

カテゴリーごとの指標の為、全商品が出品停止になるわけではありません。単一カテゴリーの出品であればアカウント停止と同じ状態ですが。

追跡可能率は、30日単位で計算されます。どの注文がレポートの指標に含まれるかは、お届け予定日によって決定されます。追跡可能率は、不備のないデータを確認できるまでに日数を要するため、10日前の指標が表示されます。

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追跡可能率を改善する

追跡可能率を改善するには大きく2つあります。

  • 受注、発送を増やす
    注文を追跡可能な状態で正常に出荷するにつれて、追跡可能率は低くなります。受注、発送を増やすことで評価対象の件数を増やし、パーセンテージの分母を大きくします。
  • 配送会社を変更する
    Amazonと連携していない配送会社を使っている場合は、連携している配送会社か、計算対象から除外されている配送会社に変更します。専門的な商材で、専門の配送会社でしか配送できない場合や、提携上配送会社が変えられない場合はハードルが高い問題です。
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まとめ

  • 1,000円未満は対象外
  • Amazon連携の配送会社を使う
  • 配送会社を変えられない場合は追跡可能な商品の出荷を増やす

ありがとうございました。

※本文中の一部はAmazonセラーセントラルより引用しております。