Amazon は強力にセラー(出店者)を統括することで、Amazon全体の販売力や信用を上げています。
Amazonの看板を汚すような行為にはペナルティが課せられ、アカウントの健全性が評価されていきます。健全性が保てなければ最悪アカウント停止という結末になります。 逆らったところでどうにもなりません。
当店もAmazonに出店して数年経ちますが、突然来るAmazonからのご案内にはいつもびくびくしております。そして、またまた恐ろしいご案内をいただきました。
セラーセントラルの アカウント健全性 評価 (AHR) 機能がリニューアルされます。出品ポリシーの違反件数などに基づき、各出品用アカウントが販売活動の継続に必要な健全性を保っているかどうかを表示するものです。
今回のリニューアルにより販売事業者様は、ご自身の出品用アカウントの健全性やポリシー順守の状況を、よりわかりやすく総合的に確認できるようになります。
なお今回のリニューアルは、Amazonの既存のポリシーを変更するものではありません。複数のポリシー違反をひとつのスコアに集約・表示することで、販売事業者様がアカウント健全性を全体的に把握し、アカウント停止をより事前に回避しやすくするものです。
Amazonセラーセントラルの通知より
リニューアル?強化ですね。出店者にとっては改悪でしょうか。
アカウントの健全性
代表的な指標は、
セラーセントラル→パフォーマンス→アカウント健全性
より確認できます。日々更新されていきます。
以下は実際の指標です。
- 注文不良率
- 規約の遵守
- 出荷遅延率
- 出荷前キャンセル率
- 追跡可能率
指標についての詳細はこちらの記事をご覧ください。
「アカウント健全性評価」リニューアル
Amazonでは、販売事業者様のビジネスの成長に役立つツールやサービスをご提供するために、常に取り組みを続けています。その一環として、販売活動の重要な要素である出品用アカウントの健全性をより適切に管理する方法についても、販売事業者様からのご意見をお聞きしてまいりました。
このたび、米国、カナダ、ヨーロッパなどに続き日本でも、セラーセントラルの「アカウント健全性評価」機能をリニューアルします。同機能は、出品ポリシーの違反件数などに基づき、各出品用アカウントが販売活動の継続に必要な健全性を保っているかどうかを表示するものです。今回のリニューアルにより販売事業者様は、ご自身の出品用アカウントの健全性やポリシー遵守の状況を、よりわかりやすく総合的に確認できるようになります。
なお今回のリニューアルは、Amazonの既存のポリシーを変更するものではありません。複数のポリシー違反をひとつのスコアに集約・表示することで、販売事業者様がアカウント健全性を全体的に把握し、アカウント停止をより事前に回避しやすくするものです。
Amazonより
リニューアルとは書いてあるものの、ペナルティを厳しくするということでしょうね。アカウント停止なんて平気で書いてあるのを見ると、Amazonでは頻繁に起こっていることのようです。
新しい「アカウント健全性評価」
2023年9月13日より、リニューアル後の「アカウント健全性評価」に基づく措置が適用開始されます。
これまで緑色・黄色・赤色の色分けによってアカウント健全性が表示されていたところ、2023年6月15日より、新しく0~1,000のスコア(数字)でも表示されるようになりました。
- スコアが200~1,000(緑色)の場合: アカウントは「健全」な状態で、停止の可能性はありません。
- スコアが100~199(黄色)の場合: アカウントは「リスクあり」の状態で、停止になる可能性があります。
- スコアが99以下(赤色)の場合: アカウントは「健全でない」状態で、停止の対象になっているか、すでに停止されています。
また、個々のポリシー違反が「アカウント健全性評価」に与える影響の程度について、「重大」「高」「中」「低」で表示されます。これにより販売事業者様には、スコアに最も大きな影響を与える違反から優先的に対応していただくことができます。
Amazonより
具体的には以下の指標です。
- 知的財産権侵害の疑い
- 知的財産に関する苦情
- 商品の信頼性に関するお客様からの苦情
- 商品のコンディションに関する苦情
- 食品および商品の安全性に関する問題
- 規約違反の出品
- 制限対象商品に関する規約違反
- 購入者の商品レビューポリシー違反
- その他の規約違反の問題
いづれの指標も普通に販売していれば問題なさそうです。「商品の信頼性に関するお客様からの苦情」「商品のコンディションに関する苦情」辺りはお客様次第なので、不良品を出さない、粗悪品を販売しないなどの対策が求められます。
当店では今のところ「健全」なので一安心です。
90日間のプレビュー(事前体験)期間
2023年6月15日~9月13日の90日間は、新しい「アカウント健全性評価」のプレビュー(事前体験)期間です。販売事業者様に新しい「アカウント健全性評価」の仕組みを理解いただき、アカウント健全性の管理をより簡単に行うとともに、販売活動に支障が生じる可能性を事前に回避いただけるよう設けたものです。
プレビュー期間中、販売事業者様はスコアを確認し、未解決のポリシー違反に対応することでスコアを改善できます。アカウント停止は、これまでと同じ手順やポリシーに沿って行われ、スコアが判断基準になることはありません。
プレビュー期間の終了後、「アカウント健全性評価」が「健全でない」状態の場合、アカウントが停止されます。未解決のポリシー違反に対応することでスコアは改善され、アカウント停止を回避することができます。
Amazonより
いつも一方的なAmazonにしては珍しく、プレビュー期間が設けられているというのは怪しまなければなりません。多分、この項目のスコアはかなり重要視されているのではないでしょうか。
スコアのみでアカウント停止の判断はしないようですが、以前よりも厳しくなるのは間違いなさそうです。停止したいアカウントがたくさんあるのでしょう。
必要なアクション
販売事業者様は、ぜひ本日からアカウント健全性ページにアクセスし、「アカウント健全性評価」をご確認ください。特に、アカウントが「リスクあり」または「健全でない」場合は、スコアに影響を与える重大度が高いポリシー違反からご対応ください。
Amazonは「アカウント健全性評価」を通し、購入者様にはよりよいお買い物体験をご提供しつつ、販売事業者様にはアカウント健全性に関する透明性を高めることにより、ビジネスの成長に役立つサービスを提供してまいります。
プレビュー期間を設けるから今のうちに改善しておけよ、ということですね。9月13日のスタートでアカウント停止が連発されても処理が大変になるでしょうから。
いづれにせよ、Amazon は強力にセラー(出店者)を統括することで、Amazon全体の販売力や信用を上げています。
まとめ
- アカウント健全性は毎日確認する
- 設定を見直して対処する
- プレビュー期間中に見直す
ありがとうございました。