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【40代からの起業】退職届から最終出社までの過ごし方

どうやって退職の発表から最終出社まで過ごしたか
この記事は約6分で読めます。

後ろめたい気持ちになる必要はありません。
自分の夢に向かって羽ばたいていくのですから。
飛び立ちたいと思っても、それを実行に移せる人は少ないのです。

退職の決意についてはこちらの記事もどうぞ。

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退職の社内発表

5月下旬の金曜日17:00に社内発表になりました。社内全員にメールが飛んできてオンラインの社内掲示板に貼りだされます。

ワンフロアに70人くらいいるのですが、発表の瞬間は少しざわつきました。あっちでこそこそ、こっちでこそこそ、辞令を見て話しています。私はその様子をニヤニヤしながら眺めていました(笑)

少しすると何人かが私の元に駆け寄ってきて

「本当ですか?」

「残念です。」

「体調悪いんですか?」

「次どうされるんですか?」

「飲み行きましょう!」

同時に後任の部長の辞令も発表になりましたので

「次の方はどんな方ですか?」

「もう引継ぎはされたんですか?」

などといろんな言葉をかけていただきました。

また、他の事業所や事業会社にいる昔少しだけ仕事をしたような仲間たちも電話やメールで連絡をくれました。

次どうするのか聞かれることが多かったですが、はっきり何かと答えるのではなく、自分で事業をしていくこととしか伝えませんでした。それ以上深く聞いてくる人はいませんでしたが、「私も雇ってください」という本気か冗談かわからないことを言ってくる人もいました。はっきりと断っておきました(笑)

課長になるときも部長になる時も似たような光景でしたが、今回退職する時が一番リアクションが濃かったです。

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最終出社日まで

有給休暇と通常休暇を合わせておよそ50日ありましたので、7月末日退職から遡って6月11日を最終出社日としました。

もうすでにほとんどの業務はこなしてあり、私の部の各課やプロジェクトが進むべき施策などはすでに課長クラスが進めていましたので、あとは下記のようなことをしていました。

  • 身辺整理
    デスクやロッカーの不用品廃棄、パソコンや携帯の不要データの消去、会社へ返すものの整理など。ペーパーレスを進めていましたが、それでも紙の書類はありましたのでシュレッダーにかけました。
  • 後任の部長への引継ぎ
    引き継ぎ書類の作成、必要データの移行、打ち合わせ。事業所が違う方でしたのでTEAMSを使ったTV会議で行いました。この方とは事業所も事業会社も異なるのですが、在籍中も多くのプロジェクトや仕事を一緒にしてきた仲です。私が言うのもなんですが適任です。
  • お世話になった方への挨拶
    社内も社外も。社外には主にBCCメールで一括送信しました。懇意な方には電話や口頭で行いました。
  • 送別会
    2日に一回くらいのペースで計5回ありました(笑)コロナ渦ですが、私が住んでいる地域では警戒レベルが最低の1まで下がっていたこともあり、いろんな方が企画をしてくれました。うれしい限りです。
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最終出社日

普段はオフィスカジュアルなので結構ラフな格好で出社しているのですが、この日ばかりは久しぶりにスーツを着ていきました。なんとなく、カチッとしたい心境でした。当分スーツ着ることもないでしょうし。

朝はいつも通り出社して、少しそわそわしながら最後に残った雑務を片付けました。午後には、パソコンや社用携帯のデータを完全に消去し、社章やカードなどと一緒に会社へ返却しました。

そのあとは、在社していた方全員に挨拶周りをしました。昔話をしながら、あの時はこうだったとか思い出しながら終始笑顔で挨拶ができました。普段あまり交流の無い方でも、何かしら思い出はあるようで、とてもうれしかったです。そうこうしているうちにもう17時になりました。

このあと送別会があるので、今日は17時に退社すると決めておりました。なので17時に事業所の皆さん全体に、大きな声で「お先に失礼します!」と片手を突き上げて背を向けて事務所を出ました。外では直属の部下が待っていてくれて花束をいただきました。この時は胸が熱くなりました。

会社のドアを出てビルを振り返って見てみました。この会社に勤めていたのだなと感慨深いものがありました。それと同時に、これからへの期待感がこみ上げてきました。この色々入り混じった気持ちは今でも忘れません。

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送別会

お酒を飲むと皆本音がでるようで面白い話がたくさんできます。一応、送別会の主役は私なのでこの会社の何が嫌だったのかとかこれからどうするのかとか根掘り葉掘り聞かれるわけです。

この会社が嫌になったというわけではなくて、サラリーマンが嫌になったというのが正解です。

  • 会社の方針には絶対ということ、いくら自分がいいと思っても、正しいと思っても、それは会社の方針や了承が得られた範囲でなければ何もできないということ。「御意」しなければ勤めていけないこと。
  • 22歳の頃持っていた、自分の店を持ちたい、世界中から仕入れをして販売したい、おいしいコーヒーでも飲みながら雑貨屋でもやりたい、という漠然とした夢が沸々と湧き上がってきてこと。

もちろん、今だから言えるような悪口はいっぱいありますけどね(笑)

また、これからどうするのかということに関しては、数年なら生きていける資産はある(あくまで数年)ので、

  • 自分の店を持つ為の準備とスモールスタート
  • 生活を豊かにする為の資産運用
  • 家族と過ごす時間

をしていきます。

こう答えると、次の収入も決まっていないのに度胸あるなぁと感心されます。でも、話していると誰しもが、「転職を考えている」「サラリーマンはつまらない」「自分で何かできればやりたい」「お金のために資産運用はやっている」というので、心の中は私とあんまり変わらないのだなと感じます。それを実行に移すかどうかの違いだけだと思います。

安定を望むのであればそれはあんまりお勧めしません(笑)

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まとめ

  • 退職の人事異動の発表はざわつく
  • 最終出社日まではお世話になった方への挨拶を忘れずに
  • 送別会は数少ない自分が主役になれる場所

ありがとうございました。